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何を切るか迷ったときの基本方針|牌効率の第一歩

ルールを覚えた次に必ず来る壁が「で、どれを切ればいいの?」です。ここは感覚ではなく、いくつかの原則で8割方カタがつきます。この記事では、初心者が最初に持つべき5つの原則だけに絞ります。

この記事の前提ルール:日本で一般的な4人打ちのリーチ麻雀を前提にしています。牌の表記は 3m=萬子の35p=筒子の57s=索子の7、字牌はそのまま(東・南・西・北・白・發・中)と書きます。
なお雀トレは麻雀のルールと戦術を学ぶための無料の学習ツールで、現金・賭け金は一切扱いません。

原則1:孤立牌は「字牌 → 端 → 中」の順に切る

どこともつながっていない1枚(孤立牌)は、将来面子になれる可能性が牌ごとに違います。

孤立牌面子になる相方評価
3〜7の数牌左右どちらにも伸びる(例:5mなら3m・4m・6m・7m)いちばん残す
2・8の数牌片側に寄る(例:8sは6s・7s・9s)次に残す
1・9の数牌片側だけ(例:9pは7p・8p)早めに切る
役牌でない字牌同じ牌が3枚しかない(順子にできない)最初に切る

ただし役牌(白・發・中・自分の風・場の風)は別枠。1枚でも、序盤なら1〜2巡は持って様子を見る価値があります。2枚そろえば立派なブロックです。

原則2:ブロックは5つあればいい

アガリの形は「面子4つ+雀頭1つ」=5ブロックです。手牌の中で「面子になりそうな2枚以上のかたまり」を数えて、6つあるなら1つ余っています。余ったブロックのうち、いちばん弱いものから崩します。

初心者に多い失敗は、ブロックを数えずに「なんとなくつながっている牌」を全部抱えて、いつまでもテンパイしないことです。まず指を折って5つ数える。これだけで打牌の迷いが半分減ります。

原則3:受け入れ枚数で比べる

残す形に迷ったら、「あと何枚引ければ完成するか」で比べます。数字は覚えるほどのものではありませんが、両面が他の倍という感覚だけは持ってください。

アガリ牌の種類残り枚数
両面(リャンメン)45m3m・6m8枚
カンチャン46m5m4枚
ペンチャン12m3m4枚
シャンポン33m 77p3m・7p4枚
単騎5s5s3枚

※すでに場に見えている牌があれば、その分だけ残り枚数は減ります。捨て牌を見る習慣は、慣れてからで大丈夫です。

同じ「あと1枚」でも、両面待ちはカンチャン待ちの倍のスピードです。両面が作れるなら、ペンチャン・カンチャンは捨てる。これが牌効率のいちばん大きな一歩です。

原則4:シャンテン数を戻さない

シャンテン数とは「テンパイまであと何回、有効牌を引けばいいか」という数字です。1シャンテンなら、あと1枚でテンパイ。

初心者がやりがちなのが、点数を上げたくていったん手を戻すことです。これは上級者が条件を計算してやることで、慣れないうちは損のほうが大きくなります。迷ったらシャンテンが進むほうを選ぶで構いません。

原則5:中盤以降は「安さ」も判断に入る

ここまでは全部「速さ」の話です。ですが誰かがリーチをかけたら、話が変わります。危険な牌を切って放銃すると、あがるより大きく損をします。

目安として、誰もリーチしていない序盤は効率だけリーチが入ったら自分の手の価値と危険度を天秤にかける。守りの具体的な考え方は「麻雀のいろは」第9課にまとめています。

練習:3問だけ解いてみる

第1問:孤立牌の切り順

序盤、手の中に 3m9p(自分の風でも場の風でもない)の3枚が浮いています。切る順番は?

答え:北 → 9p → 3m

北は同じ牌があと3枚しかなく、順子にもできません。9pは 7p8p の方向にしか伸びません。3mは 1m・2m・4m・5m と4種類の相方があり、いちばん化けます。原則1そのままです。

第2問:ブロックが多すぎる

12m 456m 789p 45s 99s 3p(13枚)。何を切りますか?

答え:3p

ブロックを数えると、456m・789p(完成2つ)、45s(両面)、99s(雀頭)、12m(ペンチャン)ですでに5つ。3pはどこにも属していない6つ目の浮き牌なので、真っ先に不要です。

第3問:崩すならどのブロック?

12m 456m 78p 45s 67s 99s(13枚)。何を切りますか?

答え:1m(ペンチャン12mから崩す)

ブロックは 12m・456m・78p・45s・67s・99s の6つで、1つ余っています。このうち受け入れが4枚しかないのはペンチャンの12mだけで、78p・45s・67s はどれも両面で8枚。いちばん弱い12mを崩すのが自然です。2枚のうち先に切るのは、単独でも使い道が少し広い2mより1mのほうです。両面は最後まで残す——これが基本方針になります。

読むだけでは身につかないパートです。

・1問ずつ選んで答え合わせ → 何切るドリル
・実戦の中で1打ごとに評価が出る → 雀トレ 実戦トレーナー(受け入れ・打点・放銃リスクを合わせて評価します)
・ルールから学び直す → 麻雀のいろは

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